株式会社壱番屋

データ活用基盤刷新プロジェクトに採用
Excelを使用しない設計で作業効率200%向上

  • 会社名 株式会社壱番屋
  • 本社所在地 〒491-8601 愛知県一宮市三ツ井六丁目12番23号
  • 設立 1982年7月1日
  • 資本金 15億327万円
  • 従業員数 1,175名(連結)、644名(個別)(2024年2月末)
  • 事業内容 カレー専門店「カレーハウス CoCo壱番屋」の店舗運営及びフランチャイズ展開
    その他の飲食事業など
  • 店舗売上高 1,054億円(直営・FCを含む全業態 2024年2月期)
    (国内 884億円、海外 169億円)

今回のシステム刷新の経緯

株式会社壱番屋は、“ココイチ”の愛称で親しまれるカレー専門店「カレーハウスCoCo壱番屋」などの店舗運営およびフランチャイズ展開されており、日本国内で約1,200店舗、アメリカ、タイ、中国など世界各国でも 約200店舗を展開しています。(2024年4月末時点)
壱番屋では、店舗POSシステム刷新にあたり、データ活用基盤の刷新を検討されていました。20年以上前に導入した旧DWHは、一部の社員しか利用できず、社員および各店舗に対して情報共有するためには、Excelでの加工と配布が必要で、作業負荷が高く、また、情報の鮮度が低かったり、情報量が少ないケースもあり、データ活用に課題があるような状態でした。

株式会社壱番屋DX推進部

  • DX推進部 課長中山 良一氏

  • DX推進部 課長補佐平岡 宥二氏

導入前について

Q

導入前はどのような課題を感じていましたか?

A

導入前までは、ただデータを取得できるのみのDWHを利用しており、データを提示する際にExcelでの加工が必須となっていました。データを取得する際に定義を作成しますが、データ出力時まで定義が正しく作れているかがわからず、データを取得するのにも苦労していました。
POSからの売上データを主に分析の対象としていますが、日次処理されたデータのみが参照可能で、切り口を変えたデータの参照ができませんでした。基幹システムで提供する帳票の改修には、時間と費用が掛かり小回りが利きませんでした。

Q

なぜ、Oracle Autonomous Data Warehouse (ADW) 、Oracle Analytics Cloud (OAC)の導入を決めましたか?

A

PoCでの利用者への見せ方がとても良かったです。
また、DWHではデータを加工してデータベースに格納する製品が多い中、Oracle Autonomous Data Warehouse (ADW)はデータをそのまま入れることができることが良かったです。
今後、分析方法の方針が変更になった際も、柔軟に対応できるのではないかと考えました。
PoCを経て、コスト感、ライセンスの形態、デプロイの方式が当社の求めるものにマッチしたことです。

選定時の状況について

Q

なぜ、導入パートナーをクロスキャットに決定いただけたのでしょうか?

A

Oracle Autonomous Data Warehouse (ADW) 、Oracle Analytics Cloud (OAC)をPoCで比較検討する1製品としたいと考えた際に、既存の取引先様では両製品を取り扱っている取引先様がおらず、日本オラクル様より紹介をいただきました。

導入後の状況について

Q

PoCが終わった段階での所感を教えて下さい

A

技術力、提案力に安心感を覚えました。
プレゼンもよく、ダッシュボードのデモは利用イメージが想像できるものでした。
当社から具体的に、このような画面が欲しいなど要望をあまり出していませんでしたが、打合せの中で我々のニーズをうまく汲み取ってくれて、良いサンプル画面を作成してくれました。
また、保守体制にも柔軟さを感じました。

Q

導入した成果を感じるポイントを教えて下さい

A

全社が同じデータをすぐに見ることができるようになりました。
これまではExcelでの公開でしたので、PCを起動して見るか、誰かにメールで送付してもらい、iPadで見る運用をしていました。また、DWHでのデータの取得にも時間を要していました。
このような煩雑さがなくなり、PC、iPadのブラウザで簡単に売上データを確認できるようになり、情報開示の速度が上がったと成果を感じています。
全社固定帳票により、クエリを作成しなくても誰でも同じ値が手軽に取れるようになりました。リリース後の調整、課題対応にも迅速に柔軟にご対応を頂け、安心感があります。

Q

実際に得られた成果を具体的な数値で教えて下さい

A

Excelを使用しない設計で作業効率200%向上しております。
これまでは、DWHからデータ取得→Excelで加工→帳票の公開となっており、基幹システムからDWHにデータが連携されてから、利用者の手元に見やすく加工されたデータが届くまでに時間を要していました。
Oracle Autonomous Data Warehouse (ADW) 、Oracle Analytics Cloud (OAC)を導入後は、基幹システムからデータが連携されてからすぐにWEBブラウザでデータを見ることができるようになりました。

【刷新後の構成図】
  • 【ダッシュボード画面イメージ】
Q

OCIにおけるデータ活用基盤のご利用について満足度を教えて下さい

A

Oracle Autonomous Data Warehouse (ADW) 、Oracle Analytics Cloud (OAC)の利用に満足しております。
まずは、無事にリリースを頂いたことで100%の満足です。20年間使ってきた基幹システムの売上分析からの移行がスムースに行えたこと感謝しています。
現在は導入直後で利用者の期待値も高く、これもできないか、あれもできないかと要望が多く上がってきています。
それらの要望を精査し、応えていくことで、更に満足度は上がっていくと考えています。

Q

本基盤はどのような会社におすすめでしょうか?

A

店舗系はもちろん、業種は問わないと思います。部署としては、営業サポート、データ加工しているなど属人性が解決されます。

Q

今後、やっていきたいことを教えて下さい

A

新しいPOSデータでこれまでにできていなかった切り口でしていきたいです。
その結果、お客様のニーズにマッチした商品展開が検討できると良いと考えています。
また、現在はPOSからの売上データのみですが、外部データとの連携などにも挑戦していきたいです。

Q

スムーズに進んだ要因は?

A

クロスキャットの担当者様の対応には大変満足しています。ニュアンスを汲み取ってくれ、ほぼお任せ状態でした。これまでのデータ活用基盤に不満を持つ社員が多かったので、新しいサービス移行に抵抗はありませんでした。

※Oracle、Java、MySQL 及びNetSuite は、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuite は、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。
※文中に記載された会社名、商品・製品名、サービス名は各社の登録商標または商標です。