多摩信用金庫

多摩信用金庫の口座開設自動化システムを構築
~事務作業の効率化、人為的ミス削減等、生産性を大幅に向上~

  • 会社名 多摩信用金庫
  • 本社所在地 東京都立川市緑町3番地の4
  • 設立 1933年12月26日 有限責任立川信用組合として設立
    2006年1月10日 合併により多摩信用金庫
  • 純資産 1,112億円
  • 従業員数 1,892名

口座開設自動化システム構築の背景

多摩信用金庫では、スマホアプリによる普通預金口座開設申込が年々増加し、事務センターで行っている口座開設事務において手作業が多く残っていることから、これ以上の件数増加に対応するために、自動化システムによる改善の必要性が高まっていました。

主な課題

・口座開設の申込件数が増え、Excelでの進捗管理にかかる作業の効率化。
・申込者情報は職員が手作業で二重チェックしており、手間やミス増加への対策。
・キャッシュカードとインターネットバンキングの手続きが別々に行われていることで増える工数、郵送コストへの対応。

多摩信用金庫様のコメント

新たにシステムを作り上げるスクラッチ開発ではなく、導入済みのウイングアーク1st社のデータ分析基盤「Dr.Sum」、BI ダッシュボード「MotionBoard」を活かした柔軟な構築が可能なことと、金融領域でのデータ活用、システム開発実績が豊富な点を評価しました。ダッシュボードなどを作っていただく中で、多摩信用金庫の意図をよく理解した上で反映していただき、大変感謝しています。

本部への各種報告や集計、現在 WEB やエクセルで構築している検索プログラムの移植、新たな業務における管理システムなど、「MotionBoard」を積極的に活用していきたいと考えています。

  • システム統括部佐藤氏

  • システム統括部中山氏

導入前について

Q

今回の「Dr.Sumによる口座開設業務の自動化」を始めようとしたきっかけ、自動化にあたって実現したいと考えられていたご要望、などを教えていただけますでしょうか?

A

スマホアプリによる普通預金口座開設については、非対面取引の浸透や学費等収納サービスでの案内強化により年々申込件数が増加しています。一方で、金庫の事務センターで行っている口座開設事務については手作業が多く残っており、これ以上の件数増加に対応するためにはシステム化による改善が必要と感じていました。

Q

競合他社(スクラッチ開発)との比較(コスト、実現性など)において、Dr.Sum・MotionBoardを採用された要因を教えていただけますでしょうか?

A

スクラッチ開発をすることも検討しましたが、既に導入済みのMotionBoardとDr.Sumを活用することで稼動後のさらなる改修などをスピーディーにできると考え、貴社のご提案を採用させていただきました。
また、MotionBoardの金庫内での活用が不十分という課題もあり、本件を契機としてさまざまな業務にMotionBoardを活用していこうと考えています。

選定時の状況について

Q

なぜ、導入パートナーをクロスキャットに決定いただけたのでしょうか?

A

ウイングアーク1st様からご紹介をいただきました。当金庫との取引実績はなかったものの、ご提案内容が当金庫の求める内容に合致しておりパートナーにふさわしいと判断し依頼させていただきました。

導入後の状況について

Q

導入した成果を感じるポイントを教えて下さい

A

反社チェックや住所のコード変換など、従来人の手で行っていた事務について自動化が図れたこと、WEB画面で案件ごとの進捗が一目で分かることなど、業務の改善が図れたと感じています。

Q

本システムのご利用について満足度を教えて下さい

A

実際のデータで試行をしたうえで本番利用を開始しましたが、やはり想定外の事象が発生することがありました。
ただ、ベースがMotionBoardであることから金庫職員で都度改修の対応ができており、非常に柔軟性が高いと感じています。

Q

クロスキャットの今回の開発支援に対する満足度を教えて下さい

A

ボード、プログラムを作っていただく中で金庫側の意図をよく理解し反映していただき大変感謝しています。

Q

本・口座開設自動化システムは他の信用金庫、銀行でもご活用いただけそうでしょうか

A

金融機関によってスマホアプリが異なることから入力データはさまざまかと思いますがその後の事務処理はほぼ同じなのではと思っています。多少改修をすることで他の金融機関でも十分使えると思います。

Q

今後、本システムだけではなく、Dr.Sum・MotionBoardを使ってやりたいことを教えてください

A

本部への各種報告、集計や、現在WEBやエクセルで構築している検索プログラムの移植、新たな業務における管理システムなどにMotionBoardやDr.Sumを活用していきたいと考えています。

※アプリ画面イメージ

□ データ分析基盤「Dr.Sum」
Dr.Sumは、散在する企業の大量データを統合・活用するためのデータ分析基盤で、幅広いデータ活用に関するニーズに対応可能です。

□ BIダッシュボード「MotionBoard」
「MotionBoard」は、さまざまなデータを価値ある情報に変えて、直感的な操作でリアルタイムに状況を把握できる
BIダッシュボードです。